10日程前に、某氏よりキョウチクトウスズメの蛹をいただいた(諸事情あり、御本人の希望によって名は伏せさせて頂く)。
本来なら自分で餌やって育てたいところだが、近くに食草が無いので…と言う話をしていたらまさかの蛹で頂けると言う。ほんと有難い限り。お礼に、頂いたタッパーの中にお菓子でも詰めてお返ししようかとも思ったけれど、羽化の時の汁とかでびちゃびちゃになってたし、結構やばいテロ行為だなーと思い直して辞めた←

頂いて3,4日後には無事すけすけになって、その翌日には羽化していた。詳細はTwitterの方に貼ったので、その辺はそのままコピペで貼っておく。それ以外はその続きにだらだらと。
https://twitter.com/tama_oya/status/1055412774312890368

Twitterに貼った写真は最初の1匹目の雌。
後続も出て来たことだし、キョウチクトウスズメをこんな間近でねっちり観察できる機会ってのもそうないだろうって事でこれでもかって位写真撮ってる。
幸いめちゃくちゃ大人しい虫で、羽化後たまに翅バタつかせたりトコトコ歩いてぶら下がり位置を変える位で殆ど動いてないから非常にモデル向きの優良案件だった。

ってな訳でこっからはTwitterの方に貼ってない別のカットとか。

雄の顔面の方からのカット。ヤママユガ科ならもう少し斜め位のアングルが好みなんだが、スズメガはこれ位正面気味のアングルか、もう少し低めから見た位の角度が凄い好き。なんかスズメガってフォルムが戦闘機的とよく言われるけれど、これ位の角度で見るとやっぱり物凄く速く飛びそうと言う気がしてくる感じ、たまらないんだ。理想は勿論実際に飛んでいる所なので、いつか僕が生きてる内に飛んでくる所撮りたいっすね。ホウジャクとか花に訪れる仲間ならまだ狙いやすいと思うけど夜間飛んでるやつはどう撮ったもんかなあとアレコレ考えてる(笑)


こっちはメスのケツ、と言うか腹。タケノコみたいでなんか可愛らしい。中身いっぱい詰まってんだろうなーって位むっちむち。


窓ガラスに止まってる風(笑)
実際は窓ガラスの手前にアクリル板を立てて、そこに止まってもらってる。腹側から見る機会ってあんまりないと思うので、折角だから!
この撮り方は色々問題点あって、まずライティングが困難な事、アクリルに鱗粉や毛が恐ろしい程付く事が最大のハードル。このカットは手持ち高感度で撮ったけど、三脚立てた方が楽かな…。まあ次回って事で。

それにしてもキョウチクトウスズメは平面に置いた時はともかくとして、ぶら下がり姿勢取る時はあんまり後ろの肢使わないのかな。前4本でぶら下がるのが好きなような気がする。
まあ気のせいかも知れんので置いといて、今度はアクリル板の上に乗せてただ撮ったやつ。

ほんとは鏡に乗せて撮りたかったんよね(笑)
丁度いいサイズの鏡が無かったのでアクリル板に乗せて角度付けて撮影。固定に使った三脚が透けてるけどまあそれはそれ。アイデアが閃くまでの過程の一枚って事でね。うん。

ラストは白バック。

今回は影を残す感じの仕上げで。特別な現像やその後のデジタル補正はせず。撮影方法自体はだいぶ前にクロホウジャクかなんかでやったやつそのまま使っているだけなので、気になる方はそちらを参照して頂ければ。

下のカットはまだ詰める要素が多いけれど、難しい設備の要らない方法でお試しした一枚。

透明アクリル板の上にキョウチクトウスズメを乗せ、背景は夕方の傾いた日の光でレースのカーテン越し。
今回はアクリル板とカメラを手で持って撮影したので絞りは開け気味、感度も高めだけど、板を何かに固定してカメラも三脚に立ててしまえば意外とアリな撮影方法かも?と思うがどうだろうか。背景が白になりきらず青みがかっているのはWB補正するとして、三脚を使えば深度と感度はなんとかなるし、背景の白飛び具合はカーテンの重ね方で対応できると思うので、フラッシュが無くても白バックモドキが出来る的な。どうだろ…イマイチかな。欠点としてはカーテン越しの光と室内の光源の色温度を合わせておかないとミックス光源になるのでWBが取り辛い事かな。自分は白バックにそんなコダワリがある訳ではないので、白バックに拘ってる人からすると他にも問題点がいっぱいあるかも知らんけど、簡易的にそれっぽくって意味では使えるかなー的な。

と言う訳で、ほんとに不意打ちで会ってみたかった蛾をこんなねっちり観察する機会を頂いて感謝しかない。ありがたや!
自分は国産スズメガコンプリートとかはあんまり狙っていないので、機会があれば未をちょっとずつ減らして行こう位の感じなのだけど、会いたいトップ5の一角がこれで写真大量ストックできた。
残りの4種は結構ハードル高かったり、生息地が謎だったりでアレだけど、来年は遠征も辞さない位の覚悟で狙って行きましょうかね。体力の低下が著しいので早めに見たい物は解決しておかないとと言う感じ。ちなみに残りの見たいトップ4はノコギリスズメ、イブキスズメ、ウチスズメ、アカオビスズメ。
ノコギリは遠征するしかないとして、イブキ、ウチは良い場所見つけたいっすね。特にウチは奈良の人が先日道端のポプラに付いた幼虫を見つけているので、近場でもいない事は無いだろう位な感じなので。アカオビちゃんは、うん、知らん。でもこやつを求めてアフリカには行きとうない。が、ノコギリの為に長野/北海道なら真剣に検討してもいい。そんぐらいノコギリは見たい。撮りたい。

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