正月三が日が過ぎた辺りから、フユシャクと思しき蛾達のラインナップが激変した。これまでのレギュラー陣だったクロスジフユエダシャクとクロオビフユナミシャクがすっかり姿を消して、一気に増えたのがクロテンフユシャク。あと林内にまばらにいたキリガを一切見かけなくなった。寒さが増して、次のラインナップが出るまでの谷間の時期なのだろうか。

ちょっと話が脱線するが、某オワ駅とその北のエリアと地元との発生状況を見比べるに、北→オワ駅→地元の順で発生している感じだ。春/夏/秋は地元の方が早いので、冬のラインナップだけあちらの方が早いのがなんか不思議。日照時間とかで微妙に温度が違うのかな。

さてさて、本題に戻って…。
クロテンフユシャクだらけの中に、見慣れぬ蛾が一匹ついていた。恐らく灯火に寄せられて、手前のエリアに着地したものと思われる。

風貌からするとシロオビフユシャク、スジモンフユシャク、クロバネフユシャク、サクフウフユシャク辺りだと思われるけれど、スジモンとサクフウは地域/食草からしてあり得ないだろう。残るはシロオビフユとクロバネフユだが、周辺がクヌギ林な事、1月中旬な事からしてクロバネ説が濃厚…だと勝手に思っている。外横線のスタート部分で見分けがつくらしいが、ネットの写真を見ていても正直どっちにも見える…としか言いようがない…。一体何が違うと言うのだ。調べている最中にどこかのサイトで見かけた「外横線のスタート位置の周辺が黒っぽい事で線がより際立って見える」との記述をアテにするのであれば、クロバネっぽい感じがする。

ところで、2枚目の写真は凄く古いmicroレンズを久しぶりに稼働させたのだが、現代っ子レンズみたいなパキパキの優等生感は微塵もないけれど、なんとも言えない雰囲気は好きかも知れぬ。1枚目の方は年末に手に入れた広角レンズで。

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