少し前に某北の鱗翅屋さんに、150mmマクロと300mm f/4 PFあれば蝶や蛾撮るのは大体困らない的な事を言われて、「あっ、やっぱそうだよね…いいよね…」って思ったものの、300mm f/4 PFの方は特に蛇撮りの主力レンズと大きさ重さ的にも干渉しまくってて買うに買えずにいる。描写や性能、特性を考えればコストパフォーマンスは良い方だと思うが、単体で見ると決してお安くはなく…。荷物的に無理がなくて予算も許してかつこの焦点距離必要ならTC-14E IIIと併せて持っておきたいレンズなのは間違いない。

一方の150mmマクロも現状在庫状況が芳しくなく、これまた買おうと思ってもなかなか…と言う状態。APS-C機に105mmマクロで近い事をやっても良いのだけれど、Micro Nikkorの105mmは2006年発売なので流石に古過ぎて機能面が若干よろしくない。描写の方は意外と悪くない…と言うかむしろ良い方なのだけど、AF精度が信頼に値しないので、フォーカスポイントが大味でマクロではイマイチ信頼できないD500以外のAPS-C機となると…と言う感じだ。

で、なんか良い手は無いかなーと思っているんだけど、そんな都合のいい話はある訳もなく…って事で、今回はDXクロップでなく、あえて105mmに1.4倍テレコンで150mm f/4相当で遊んでみた。上の写真もソレ。日没直前、雨降りそうな曇天での自然光撮影だったので感度ゴリゴリ上げたけど、意外と使えん事も無い…かな?

なんか折角だからと色んなバリエーション撮ったはずなのに、ある程度選んだら右寄り写真ばっかりになってしまった。なんでや。(林道から斜面を見て、左向いてる被写体が多かったからなんだけど。)

まあそれはそれとして、150クラスの長いマクロだと背景が完全に溶けちゃうので、ゴチャゴチャした場面でも気軽に使えて良いね。生物写真は突き詰めると風景や環境スナップとの合わせ技に落ち着きがちだけど、これならあまり良いとは言えない住宅街でも被写体にちゃんとフォーカスした写真が撮れる。上のは田圃の畦道にいたイナゴっぽいモノだけど、田圃の畦道のいかにも草むら感は消し飛んだのでやっぱ150マクロ欲しいよなあと。SIGMAさん、そろそろ新型出してくれても良いのよ。このクラスは持ってる持ってないでだいぶ楽さが変わる便利なマクロだしねえ。

さて、最後の一枚は全然違うレンズで。普段鞄に忍ばせてはいるものの、なかなか出番がやってこないレンズ。かなり好きなんだけど、ほんと使える場面がね…。

2 Comments on “好きなレンズと便利なレンズ”

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