本格的に末期

今季はフユシャクも両生類も鳥も狙ってやらないと決めたので、漠然と散策する事が増えたが、マジで撮るもんねえね。住宅街だとなおさら。オワットル。ってかマヂもうムリ。

んで今日は何書こうかなーとか思ってたんだけど。年の瀬だし3年間超ほぼ毎日(※)フィールドに通った雑感交えてだらだら写真の話書き殴ってみましょうかね。

(※3年間ほぼ毎日ってのは、元々2015年から3年間の予定だったんだけど、2014年の冬に母親の介護が始まり、翌年に他界したため1年先延ばしになり。2016年春から2017年、2018年と3年の予定だったものが、今度は2018年に父親が他界して、葬儀やらなんやらで1日空いた。でなんとなく、そのまま惰性で2019年も結局毎日フィールドに行ってしまった。と言う経緯。)

うん。雑感と写真の話ね。

 写真の話なんだけど、ぶっちゃけた話 生き物写真でやりたかった事はあったんだが、実はもう早期に諦めている(唐突)。理由は色々あるんだけどね。今では自分のため、喜んでくれる人の為にだけ撮っているが、そろそろ自分の撮影方法での限界も感じていて。
 と言うのも例えば今年作った蛇フォトブックはたった20ページだったが、これを作る為に見た蛇ののべ遭遇数はゆうに3000を超えている。去年以前に掲載した分は当然省いているので、蛇を本気で探した事がある人ならこの大変さはわかるはず。
 僕はよく「蛇が多くて羨ましい」などと言われるけれど、その実地元では年間通じて片手で数える程しか見ることが出来ないため、蛇を安定して見るためにはかなりの移動が必要となる。なので予算・時間・運が相当無いと成立しない。
 しかしそこまでやっても自分としてはまだ完成形としては程遠く、完全版…と呼べる物を作る為に一生費やしても足りるのだろうか、と考えると絶望感しかなく。自力に拘らなければ全国の蛇好きが総出で頑張れば僕が生きている内に凄まじい物が出来上がる気はするが、今の時代の流れ/流行りではそれもやはり有り得ないこと。宝くじを当てるつもりでライフワークとしてコツコツ自力で続けるしかない。

 一方でヤモリや蛇の他にここ数年では蛾類、とりわけ大型蛾類であるヤママユガ科、スズメガ科ウチスズメ亜科、スズメガ亜科に加えて、フユシャクに魅力を感じてハマっている。フユシャクは 飛翔能力を手にする進化を選んだはずの蛾が、様々な理由から雌の翅を退化させる (と言うか発達させない) と言う一見矛盾とも思える選択をした所になんともロマンが溢れている気がして。そしてその中でも発達させないのか発達させたいのかどっちなんだよ!感がめちゃくちゃ強いトギレフユエダシャクが僕の好みドストライクである。 (ホウジャク亜科も当然好きだが、比較的草原性の物が多く、普通種と言われる物でさえ身近にあまりおらず見ることが出来ていない。)

また脱線した。

 ハマっている、とは言ったが実はこちらも転換期だと思っている。
と言うのも蛾類は生活レイヤーが人間とは大きく異なるからだ。ヤママユガ科のように林間を飛び交う物やホウジャク亜科のように吸密に訪れる物であればやりようはまだあろうが、スズメガ亜科ウチスズメ亜科のように樹冠を飛び回るとされている種のナマの行動を撮ろうと思うと普通の撮影では厳しい。
 蛾類は胴が肉厚であったりするので、その顔面を色々工夫して撮る事は可能だが、最大の特徴とも言える翅表を含めると話は変わってくる。その厚みのない翅の一部でも取り入れようと考えると途端にアングルの制約がついてまわる。組写真と言う形もあるにはあるが、写真にこだわる以上は一枚の写真で完結させたいと言うのが僕の思い。また蝶屋の世界では翅表を”顔”と呼ぶぐらいなので、鱗翅の翅をフォーカスしないと言う選択は僕にはなかなか難しい。
 そうなってくると選択肢となるのは環境を含めた生態写真だが、前述の通り樹冠を飛翔する事、主要な活動時間が夜である事を鑑みれば、特殊な撮影が必要となる事は想像に難くないはず。
 無論これはさらなる深みを知りたい故の好奇心が引き起こす考えなので、既知の灯火や糖蜜による採集撮影や飼育したものの撮影を否定する物ではない。分布を知るためには灯火の威力が絶大である事は身を持って知っているし。
 だが。なのだが。普段蛾類がどんな行動をしているのかは僕としてはやはり興味がわく。蛾屋と言えばキリガやフユシャクをやってこそ、冬こそ本番と仰る方々も多いが、まずその前に蛾屋の入り口の一つたり得る大型蛾類の美麗な図鑑を若輩者のために作って頂きたいのだ。頼む。

めちゃ長いが、ンな訳だから、フィールド写真続けるならなんか工夫せななーって感じだが、もはや個人で考えるべき事も超えてる気はせんでも無くて、なので、だから、検討中、保留中なんだよな。

さてここまでだらだら書いたけど、今度は写真もほんの少しだけ貼ってライティングの話。

この写真は、ハチタケでいわゆる冬虫夏草、虫草の類…って話じゃなくて、ライティングの事話すからな。ハチタケの事語れないしな。

んでこれは普段の蛇撮りに使っているライティングで撮ったんだけど、顔だったりストローマ(目に見えるキノコの部分)だったりに影が落ちてる。別にこう言うもんだって言ったらこれはこれでいいんだけど。いつも言うように正解は本人しか知らないからな。

アングル変わって正面気味だけど、顔とかに少し光が入ったかな?あとストローマの影も弱くなったかな?って感じだと思うが、わかるかな。2枚目のライティングは変形クラムシェルを使った。

クラムシェルって聞きなれない人にはなんのこっちゃだと思うけど、直訳すれば貝殻。2枚貝のことね。ボックスライト2つで挟み込むように撮るアレ。今両生類爬虫類屋は某K氏の真似なんだろうけどこれの量産型ばっかね。養殖貝って呼びたいぐらい。イメージしづらい人は「ライティング クラムシェル」でググって。

脱線したんで置いといて、今回はクラムシェルっつっても左右クラムシェルじゃなくて、本来の意味の方の上下クラムシェル。地面にある被写体なので下側がかなり狭く、しっかりと光を回す機材は置けないので、面発光するタイプのLEDをかなり弱めに当てて影を多少キャンセルする形の運用した。どっちが良いか悪いか、って話ではなく単に好みで使い分けしましょうねって話なんだけどね。

余談ついでに虫屋はクラムシェルと天トレの複合もしくは変形クラムシェルが多い気がするかな。ちなみに僕はフィールドの時はバタフライかレンブラントが多い。メインとしている被写体の死角取りやすいってのが最大の理由。ディフューザーも通常の照射距離で死角となるよう設計しとるしね。逃げない被写体の時だけはスーパーソフト(適当な呼称が無いのでイメージで)使うんだが、スーパーソフト使ったフィールド写真はネットに出した事あったっけ…。

まあ今回は長くなり過ぎたので、また機会があれば貼るかもね。

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