春の三大蛾の一角、として知られるエゾヨツメ。個人的には、稀に大きな個体はいるけれど、全体的に小ぶりと言う印象がある。この辺オオシモフリやイボタは個体差が小さい気がするし、エゾヨツの大型個体より開長は大きい事が多いので、春の三大蛾と言うワードには常々違和感を感じている。

先日の記事でオオシモフリは翅形がカッコイイが顔はイマイチ好みじゃないと言ったが、このエゾヨツメは僕的には印象が真逆。

こちらは翅表からの一枚。眼状紋が青く光る事で有名なのだが、現物を撮った事が無い人からすると、彩度上げて派手にし過ぎているのでは、と錯覚するかも知れない。この強烈な青は特定の角度から光を当てた時のみこのような輝きを発する。通常は前翅の紋程真っ黒でないにしても、濃いグレー、チャコールグレーぐらいの色味をしているように見えるかと思う。

↑これは去年撮った物だけど、大体こんな感じで、見る角度や光の角度でムラがあるように見える。実は個人的には青くキラキラ光ってるのよりもこっちの方が好き。まあ映えないけどな。

んでこの後翅の眼状紋の更に後ろ、黒線の入り方が、なんか僕的にちょっと苦手で…(笑) あんまりこのラインは美しくないなーと思ってたりするんだが(個人の感想です)、なんつーかね。顔面はめちゃくちゃ可愛いんですわ。

流石ヤママユガ科と言う感じで顔のバランスが整った、いかにもヤママユらしい良い造形。クスサンとかのソレに通づる物があると言うか。

いやマジでめちゃ可愛くない????

ウサ耳的な櫛状触覚も大き過ぎず小さ過ぎずのいい配分だし、とても可愛いと思うんだわ。最高か。

ちなみにエゾヨツメは止まる時には翅を閉じてしまうので、基本的に眼状紋は見えない事の方が多いのだが、飛来した直後だったり、飛び立とうと翅をバタバタしている時だったりすると翅表が見える。上の写真は飛ぶ前の暖気中、翅をブルブルさせている所を高速シャッター&閃光で止めて撮ったもの。

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