先日スチルでもリグを導入した方が良いのではないかと言う話をちょっとしたんだけど、その時にSmallRigのカメラケージをポチってみた、と。

んでそれが届いたので早速遊んでみようかなー的な。
これで1日分の記事稼げそうだなーとかちょっと思ったけど、まあ先延ばしするのもあんまり好きじゃないので、ちゃちゃっといこう。

で、今回はとりあえず
ライティングの時に不足する腕を補う何かを考えてみる
と言うコンセプトのもと、近距離撮影に特化したライティングも併せて組んでしまおう、と。まあフユシャク用の準備ですね。

最近v1.9.x系とか言ってるライティングはまだ改良中なのでお見せ出来ないのだが、v1.9.x系は片手を完全に埋めてしまう、マクロ撮影にしてはやや大型のライティングなのでマニュアルフォーカスのレンズを使用する時にはかなり撮影の難易度が上がってしまっていた。

どの道マニュアルフォーカスレンズの場合は大体ワーキングディスタンスがかなり短くなる事が殆どなので、ライティング機材はカメラにマウントしてしまっても問題なかろうと言う考え。
近接撮影に特化するのなら、以前に紹介したマクロブラケット的なものでもそっくりそのまま同じような撮影は可能なんだけど、強度面でやや不安があって、実は紹介しておきながらあれ以来ほぼ使っていない。(過去に紹介したマクロブラケットは下記リンク参照)

ここで紹介した2つのブラケットの内、天秤型(仮)とした物の方が実際のフィールドでは使い勝手が良い事が多いのだけれど、正直この形はホットシューに負担がかかり過ぎるのであまり好みでは無くて。
一応負荷が最大限かかっても、まずX2Tの方がやられるだろうと言う思惑もあるけれど、カメラ側のホットシューがやられたらかなりめんどくさい事になってしまう。

と言うワケで、天秤型(仮)とした物と同じ形をリグで実現してみよう…言うコンセプト。

なんかまた前置きがめちゃ長くなったが…

とりあえず今回はSmallRigのカメラケージ 2927小型ボールヘッド式マジックアーム 2158を買ってみた。選んだ基準は単に安かったってだけ…。(まあSmallRigはTILTAや8Sinnなんかに並んでリグ界隈(?)ではメジャーなメーカーだけども。ちなみに余談も余談なんだが、8Sinnのトップハンドル、black ravenがネーミング的にも造形的にも中2心擽ってとてもすき。)

カメラケージってのはカメラの上下左右を囲うような金属のフレームで、そこにネジ穴などが大量に付いているもの。一般的にはやはり動画向けなので、動画機としての地位がある程度確立されているボディに対応したケージはよくラインナップされているが、動画用途にはあまり向かないような機種では汎用ケージを選ぶほかない。
ケージに装備されている機構としては基本的に…

・1/4インチネジ穴
・3/8インチネジ穴
・ARRIアクセサリーマウント
・NATOレール
辺りが装備されている事が多い。ARRIやNATOは安いものにはついてなかったりする事もあるけど。
あとはモノによって底面がアルカスイス互換になってたりとか。
1/4と3/8ネジ穴はまあスチルしかやらん人でもカメラやってる人なら知ってるとは思うけど、残りのARRIとNATOはあんまり聞き慣れんはず。

ARRIアクセサリーマウントは上の写真のSmallRigロゴとホットシューの間にあるデカいネジ穴。ネジ穴自体は3/8ネジなんだけど、ネジ穴の横に2カ所位置決めピン用の穴(上の写真では縦方向横方向どちらでも付けられるように4カ所)が空いていて、これによってより強固にギアを装着できる仕組み。
例えばカメラケージ側面に重たいギアを装着する時に、1/4ネジだったりするとギアの自重でネジが緩むなんて事も考えられるが、ARRIアクセサリーマウントはそう言う心配がほぼ無い。
なので、動画用途では主にトップハンドルやサイドハンドル、外部モニターなどを装着するのに用いられている気がする。

NATOレールは上の写真には写って無いが、このケージの場合カメラ左側面(上の写真では写真上側の変なアームが生えてる辺り)にNATOレールが装備されていて、クランプ状のモノでこのレールを挟み込む形でギアを保持する仕組み。アルカスイスクランプみたいなモノの小型バージョンと言った趣。
こちらもハンドルを装着するのに主に使われている気がするが、正直すっぽ抜けが怖いなあと言う気はせんでは無い。実用してる人の話を聞いたこと無いから想像でしかないが。

んで、スチルで使うのならば1/4インチネジと3/8インチネジが大量にあると良いよねってぐらい。
正直、ARRIもNATOも多分必要ない…と思う。
あとは底面にアルカスイス互換の溝彫ってあると嬉しいよね、ぐらいかな。

あ、それから、これ見てリグ導入しようって人なんていない気もするけれど、もしそんな人がいるならば…カメラケージってやっぱり動画用途で主に考えられてるのでカメラストラップ用のストラップホールが無い場合なんかもあったりするので要注意。このケージの場合はストラップホールが標準装備されていたけども、ケージをボディに装着する時に、ボディの三角環を片側外してそこもビス止めに使ってしまう。

まあ脱線が過ぎたけど、今回は一旦カメラケージ左側面にマジックアーム2158だけを付けて、そこにコールドシューを装備する事によって、カメラ本体のホットシュー、ケージに標準装備のコールドシュー(シャッターボタンの上辺り)、アームに付けたコールドシューの計3つのアクセサリーシューにライティング機材を乗せようと言う思惑。ライティングの可動範囲がイマイチならコールドシュー→1/4ネジ変換のアームと、ARRIもしくはNATO→1/4ネジ変換のアーム追加してキングギドラ化も検討(笑)

まあ2158については暫定処置で(と言うのもこの位置にアームを付けてフラッシュ乗せると、持ち運びの際自重で回転してしまって緩むに決まってる。)、カメラ左側のシューについては別案を検討中なんだけど、今回はセンターのホットシューにトランスミッター、左右のコールドシューにv1.2系ライティング(今年前半まで僕が使っていたオフカメラライティング)をそれぞれ1基装備したv1.2系のデュアルライティング(以下長いので今後出てくる事があれば便宜上v1.2 RDとしておく)で遊んできた。
使用レンズは数億年ぶりの実戦投入となったLaowa 100mm F2.8 x2 MACRO。

いつもの残留サトクダマキモドキ。

今日初めましてのモリアオガエル。
今年上陸組にしては気持ち大きいが、去年生まれにしては小さすぎると思うので、今年の早期組だろうか。

ハナムグリ的なひと。(コアオ?)
草むらの奥の方にいたのでツインライトが何も仕事してない。

ウスチャヤガ。

なんかわからんヤガ。

いつものーw
って言いたいところだけど、今日はもうこの個体しか見つけられんかった。
どんどん減って行って寂しい。

もういっちょサト。
触覚の畳み方が謎過ぎる。

お試しした感じでは、カメラ上方2カ所にライティング機材が付いてる都合上、倍率上げた際の被写体下側に光が回りづらいが、専用にディフューザーを作るかカゲトリのようなディフューザーでも使えば普通に回避できそうな問題な気がした。
余裕があるならもう一灯ぐらい手持ちで追加してもいいし。

単純に好みだけで言うとv1.9.x系のマットなライティングの方が完全に好みなんだけど、ターゲットをフユシャクに絞った場合はこれぐらい硬めの光でもいい気がしてるがどうだろうなあ。

まあ…

改良の余地や、色々工夫のしようはまだまだあるので今回はただ導入してみた―ってだけの話だけど、ポテンシャルはある…かなあって事でひとつ…。
フィールド撮影ではよくやるカメラ底面削りまくり問題も回避できるし(笑)

(超余談だが、昔使ってたD750は底面ゴリゴリ削っちゃって、角の部分穴空いた)



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