時期的にそろそろミノウスバの活動時期…と言う事で昼散策。久しぶりに気温が上がって暖かい。
とは言えこの時期のうちの辺りは日没が15時過ぎとやたら早いので、日の当たる15時までが勝負。
てなわけで、我が地域で唯一目撃した事がある地点を目指す。
道中にいたトンボ。(@800mm相当)
遠いし撮りたい絵面ともかけ離れているので適当に記録してスルー。
貴重なトンボなのに…(笑)
蝶はスジグロシロチョウやらキタキチョウ、ウラギンシジミがたまに飛ぶが、ヤマトシジミはもう殆ど飛ばなくなった。
まあこの日はそれが目的ではないので適当に記録を撮りながら山を登る。
昼間は週末ぐらいしか山行けないけど、昼見かける直翅は最早コイツぐらいになってきたツチイナゴ。
暫く歩いて目的地到着。
いつものポイントでじーっと待っていると…
きたきた。
ミノウスバ。(@510mm相当)
相変わらず飛ぶの地味に早い。
と言うか位置取りが悪いのかも知れないが、この場所で立っていても目の前をひゅっと横切るだけで、どう言う行動を取っているのかイマイチよくわからない。
まあ私有地に立ち入る訳にもいかないので、コンスタントに通過するポイントでひたすら待つ。
ちなみに去年はと言うと、偶然目の前の植込みに着弾したやつなんかがいて、マクロで撮影する機会もあった。
しかし待てど暮らせど、高速で通過していく個体のみ。
ゴミ写真がどんどん増えて行く。(@2000mm相当)
望遠スナイプするしかないのでピントもへったくれもない酷いボツがどんどん増えてヤバイ。
完全におちょくられている気分である。
必死にオレンジと黒の飛行物体を超望遠でスナイプするのに疲れて、150mmマクロに変えた瞬間に…
違うオレンジ×黒のやつがおちょくりに来た。(@150mm)
なんでやねん…
望遠付けてる時に来いよ…。
鳥で150mmでこのサイズ感とか近すぎだろ…。
そして再び望遠に戻す。
うーん…(笑)
せめてもうちょっと明るい時間に近く飛んでくれたら広角~標準でHSSやるだけなんだけど、流石に15時に日が陰るようなところでHSSするには光量不足が過ぎる。
それに加えてそもそもこう言う飛びモノ撮る練度のような物が足りないのもあるのだろうけれど、根本的に撮り方を変えた方が良い気がしなくもない。
まあこの日この場所では撮り方を変えても仕方ない気がしたので望遠開放でのスナイプ続行。
遥か彼方の葉っぱに着弾する個体。
ごちゃごちゃし過ぎてわかりづらいにも程がある。
私有地立ち入れたらマクロで普通に撮れる高さなんだけど…。
遥か頭上の逆光ポジに着弾する個体。
悉くいじめのようなシチュエーションが続く。
何時間粘って何枚ゴミ写真を撮ったかわからなくなったころ…
ようやく枝に引っかかるように一瞬タッチダウンした個体が!(@400mm)
この一枚撮るためだけにどんだけ時間かけたんだ…(笑)
普通多分庭木に止まってる奴とかを適当にパパっと撮って終わりよな…(笑)
そうこうしている内に15時を過ぎ、太陽が完全に山の影に入った。
一瞬で空気が冷たくなっていく。
それとほぼ同時に、さっきまで飛び交っていたミノウスバも活動を辞めた。
結局今年は碌な写真を撮る事も出来なかったが、この辺では今年はもう終わりだと思うのでまた来年チャレンジ…かな…。
年一日位しかチャレンジ出来ないのは流石になんかしんどいなあ。
まあネットで探してみた限りは飛翔狙って撮るような虫でも無いのかも知れないけれど。
(@1500mm相当)
なおミノウスバはニシキギ科の植物を食うらしいので、住宅街とかでも植えてさえあれば普通にいたりする事があるのだが、我が地域は里地の民家脇でしか見た事が無い。その辺に植えてあったりするのがわかればもう少し探しやすくなる気もするのだが、肝心の食草が目視でわからんと言うのがそもそもの問題な気もしなくもない。
なんか良い撮り方考えないとだけど、年一なので普通に忘れそう…
なお帰り道で
遥か彼方の草むらの上をクロコノマが通過していくのが見えた。(@1400mm相当)
なんと言うか、翅開いてるところ見たのこれが初めてって言う何ともかんともな…。
もうちょい撮れる距離でゆっくり飛んでくれんか。
さて今年も最低限撮っておきたい蛾が残り2種となった。
1つ目は今年最後の大型蛾。
もうあと2,3日で出てきそうね。
2つ目は今年の区切りに設定している某蛾の雌。
せめて締めくくりはきっちり撮って終わりたいんだけど、果たして会えるのかどうか。
ミノウスバももう一回ぐらいチャレンジしたいところだが、この辺では流石にもう無理そう。
まああとちょっとだけだし、頑張ろう。