メインレンズを作って貰えないまま長い時間が経ってしまい、どんどん自前でレンズを何とかするしかない方向に向かう一方な今日この頃。
今回はいつぞやに買ったカパリコシステム(仮)の欠点を補うべく、ちょっとパーツを買い足したと言うだけの話。
カパリコシステム(仮)は下記リンク先参照。
んでこれの何が欠点だったかって言うと、装着時にフード付けられない事と、ヒンジで折りたたむ構造のためにきっちり止まらず微妙に光軸が折れ曲がる事。
(オンオフの早さだけはとても良かったので、例えばマクロ化だったり虫の目化だったり、一点に絞って使うなら割とありな構造だった。)
このカパリコシステム(仮)の弱点を克服すべく今回買ったのはコレ。
Kaseとか言うよくわかんない中華メーカーのフィルターアダプター。
5年ぐらい前にマンフロットから出ていたXUMEと同じ、マグネット式のフィルターアダプターですね。XUMEがもうそこそこ古く、77mmはフィルター側のリングがもうどこにも売ってないので仕方なく。
で、レンズに取り付けると…
リング”C”を取り付けたところ。
Cは薄型で、レンズのフィルタースレッドに埋没するような形になるので、付属の専用工具(工具と言うほどの物か?)でねじ込んでやる必要がある。
普通の円形フィルターのように手回しで装着したい、とかケラレないレンズなら”A”の方が良いですね。広角でも使うなら”C”一択かなと。
”A”でも”C”でもこのマグネットマウント自体にはフィルタースレッドが無いので、ここにフィルターを装着する事は出来なくなるが…
こっちの”B”リングにフィルタースレッドが切ってあるので、こっちにフィルターなりなんなりを付けて、”B”と”C”をマグネットでバチッとはめ合わせる形ですね。
”B”+”C”なら結構薄型でぱっと見2mmぐらい?(測っては無いので適当)、広角でも割とケラレにくいのかなと。”A”+”B”は4mm厚になるそうなので、そこそこの中望遠ぐらいから用かな?
カパリコシステム(仮)との明確な違いは最初にも言った通りフードの装着可否。
これによってフード内に収める事が出来るアタッチメント類であれば、どんなギミック仕込んでいるか客観わかりにくいってのが利点ですかね。
欠点は通常のレンズキャップが装着出来ないこと。
この辺はプロテクトフィルターで対応すればいいし、コスパ度外視なら同Kaseからレンズキャップも出ているのでその辺使えば問題ないです。(77mmの場合3500円と無駄に高いのがかなりアレですが。)
以前は通常使用形態からマクロ化、虫の目化する際には①フードを外す→②フード逆付けなり鞄に入れるなりする→③フィルターをネジ込むと言う3段階のステップを踏む必要がありましたが、これなら①フィルターをマグネットで着ける、で終わりなのでとても楽です。
レンズ複数にマウントを付けておきたいとか、フィルターが一杯あって全部に付けておく必要がある…となると地味にコストが嵩みますけれど、フィルターワーク色々やる人はかなり楽になるので割とおすすめ。
1番ぶっ刺さる人は、1~2種程度のフィルターのオンオフを頻繁にやりたい人、かな。
とりあえずコレでマクロはもう置いてもいいな…と言う気分にはなりました。
200mmマクロ化の画質はこれまで散々検証してきたので、充分行ける部類ってのは証明出来てると思いますし。
あとはメインサブ機をどうするかっすね。
今のところだと
X-T5+Fringerのアダプター+70-200/2.8E FL(+マクロ化、虫の目化アタッチメント)で、鳥と虫と、にょろのしょうもない記録を全部これにぶん投げてしまい、本気のにょろ用だけはZ7+単焦点にするのが楽なのかなーと言う感じ。
鳥やる気ないシーズンや夜なんかはZ24-200(+マクロ化、虫の目化アタッチメント)とにょろ用単焦点だけで荷物滅茶苦茶軽くするって手もありそうです。
ただまあXFとZだとライティングの共通化が若干だるいので、X-T5ではなくZで”ぼくのかんがえたさいきょうのAPS-Cカメラ”が出てくれるのが理想的ではありますが。