とりあえず冬の間のおもちゃとして、そしてワンチャン来春以降のサブとして最低限半年〜1年遊ぶ用途で導入したZfc(とレンズたち)が届いた。

当初ISOオートの切り替えがゴミと言われ酷評されたZfcだが、ちゃんと仕様を理解すれば用途によっては他のZシリーズより有能とさえ思える仕様が、サブおよびお気楽カメラとしてのポジションには都合がいいなと。※(ISOオートの設定については後ほど触れる)

ちなみにバリアン嫌いの僕がZ50にしなかったのは、あちらはAFがほぼZ7で性格が似通い過ぎてる事と、USB給電の有無が決め手となった。

なお余談だが、本当はプレミアムエクステリアのホワイトがいいなーとか思ってたんだけど、今はもうホワイトにできない事から流通在庫は相当古そうなこと、フィールドに持ち出すと死ぬほど汚れそうなこと、合うレンズ少なそうなこと、などなどの理由から安価で状態のいいモノがあったミッドナイトグレー(実際ミッドナイトブルーだよなあ?)にした。

と言う訳で、虫を任せられるのかお試しのために夜の畑周辺へと。
ファッションカメラとして生まれたであろうにもかかわらず、僕の元へやって来たばかりに初仕事が雨の夜とかなかなか不憫ではあるが、まあそれはそれ。

たぶんクロスジフユ。
雨天だったのもあってライティングは急造のSB-400ベースのオンカメラ一灯なので色味がだいぶグリーンに寄っててアレだけど、めんどくさいのでそれについては後日またちゃんとやる。たぶん。

なんかカメムシ。
5年ほど前に、虫の目適性高そうだけど人柱にはなりたくないと言っていたレンズも今回渋々買ったんだが、ネットの海を彷徨う限り未だ誰もやって無さそうな。
あんまり虫の目は流行らんのかね。

で、これライティングちゃんとやればまあなんとかなる…のか?
極限まで近接できるシチュエーションがなかったので、ポテンシャルがどんなもんかは未知。

こちらは明確にクロスジフユ。
わかりやすい個体はいいね。

虫の目化レンズ以外は今回Z MC50で。
50の方がハンドリングが良いかなと思ったけど、意外と手が届きづらいところが多い昆虫相手だとやっぱ105が安定なんかな。

姿勢結構しんどかった。

遠くの柿の木の天辺になんか生物の気配。(@ISO51200)
一応この写真でもう何者かわかるけど、現地で見てる時は全くわからんかった。

木に近づいて見上げてみると、アライグマっすね…。(@ISO6400)
ほんまこいつら柿好きだな。

ナカオビアキナミシャク…かな。

こちらも恐らくナカオビアキナミシャク。

Z7やD850でもどうせ小さい虫だとトリミングしないとしんどいからとAPS-Cにしたはいいけど、今度はちゃんと構図決め打たないとトリミングできる余裕が全く無いのでシンプルに難易度は上がったなと言う気はする。

練習には丁度いいのかも?

再びクロスジフユ。
まあそんな語る事ないな。

意外とクロスジフユは雌見た記憶があんまり無いんだけど、他と見分けられる自信もないので、案外ボロボロ見てるやつがそうかもしれない。

ナカオビアキナミシャク。
この時期は結局こうなるからあんまり虫探ししたくないよな。

アマガエル。
雨だしね。

折角なので虫の目化の方でも。
虫の目は昼間撮らんと真価を発揮できない気がするからまた来シーズンお試し…かなあ。

ちなみにZ DX16-50のマクロ化も試したかったんだけど、この辺から雨がきつくなってきたので断念。
マクロ化が機能するならZ MC50持たなくてもいいかな~と言う気はするんだけどどうだろう。

これもまた試したいけど、あんまり被写体無い時期なので試すに試せぬ。
誰かチャバネフユ探しついてきてくれィ。(冬夜のフユシャク探しって言うと大体断られるやつ)


さてZfcくん初動の雑感だが…

質感的にはD5000番台ほどチープでなく、D500ほど重厚感あるわけでもなく、程よくプラ、程よくメタルと言う感じですかね。
すぐ壊れそうみたいな感じは無いけど鈍器としては弱い、みたいな?

賛否両論の軍艦部については、ダイヤル類カチャカチャする趣味は全くなかったりレトロデザインにほぼ魅力感じてない僕にとっても電源OFF時に設定が可視化されていると言うのは割とメリットで、昼間はAモード多用、夜間はMモード多用しつつ、たまにSも使うような向きには移動中や撮影の合間に「今SS幾つに設定してたっけ」って確認しやすくて案外便利。

AFポイントのでかさが気になるかなと思ったが、虫撮る分には特に気にならず。
暗所AFに関しては、今回普段と違う補助光&ライティングだったので明言し辛いが、Z7やD850よりかは夜の虫撮りやすい…かも?ぐらい。

それからISOオートね。
これは実のところ他のZよりも何気に汎用性高い仕様になっていて、まずメニューからISOオートの設定をし、上限感度を200(上限として設定可能な最低感度)に設定しておけば、ダイヤルで設定された感度を上限とするISOオートとして機能する。ので、お手軽カメラとしてはこれ以上ないぐらいに感度設定が楽。

ただしこの運用は上限を高い数値に設定したい人にはちょっと不向きなので、

仕様上ちょっとややこしいのでいずれまた改めて掘り下げようと思うけれど、簡単に言えばメニューの上限感度とダイヤル値を比較して、ダイヤル>メニューのときはダイヤル値が採用され、ダイヤル<メニューのときはメニュー値が採用されると言うだけのシンプルなもの。

なので運用方法によって設定方法が割と細分化されてしまうから、とっつきにくくてややこしい。

なおISOオートのオンオフがめんどくさいのは確かにそうだが、僕はISO オート以外の撮影に必要な設定をすべてボタンに割り振り、iメニューに突っ込めるものは全部突っ込み、とした上で、マイメニューの1番上にISO感度の自動制御を置くことで、擬似的にメニューボタン≒ISO感度の自動制御ON/OFFボタンとして使うことにした。

僕の場合は日中のフィールドなのか夜フィールドなのか、星なのか、スナップなのか、出かける前に決めてる事が殆どなので、出発前のチェック時に設定してしまえば事足りるので、そこまで不便には感じていない。


なおデメリットは例えばISO400とか800とかの中途半端な感度で固定したい時やISO100から絶対あげたくない200ですら嫌だって時に、わざわざメニュー開いてオートを切らないといけないこと、ぐらい?
一定感度で星空撮り続けたい時とかにちょっと面倒かなってなるけど、星撮りに向いてるカメラか?と言われると微妙だし、星にも使いたいなら事前に設定すりゃいいし、なんだったらプレミアムエクステリアのカラー変えて星専用機用意したっていいんじゃない?ぐらいの感想。
他の用途で困る場面は今のところちょっと想像できていない。
なんかあるかな?

取り回し面ではグリップは流石にいくらなんでも悪い、としか言いようがないね。これは擁護できない。
SmallRigのグリップ付けたけど、それでもめちゃ持ちにくい。デカいレンズならレンズ持てばいいけど、Nikon1 V2 より持ちづらいよ。

あとはD5600振りにサブセレクター無いカメラ使ったけど、シングルポイント勢にはやっぱ使いづらいかな。鳥とか結構困りそう…と言う気はしている。

ま…
日中にも使わんとまだ実用的かはなんともなので、前にも言った通りそのうち昆陽池と日没ITMで試してみますわ。
鳥や薄暗い場所での動体がちゃんと撮れるならD850くんとはちゃんとお別れできそうなんだけど、ダメだった場合もう一台カメラ増やさなきゃ…ってなりそうで嫌ね。


今回長々書いてるついでにもうちょっとだけ別の話をするけれど…

最近はみんなカメラストラップどないしてんの?
アンカーリンクスが無駄に高騰&入手困難なってるけど、代わりもイマイチスマートさに欠けるし、なんか持ち運びにくくね?って思ってんだけど。

特にZfcくん(のSmallRigグリップ)はストラップホール位置が結構微妙で、長玉付けた時とかに縦に吊り下げるの結構面倒な構造しちょるんよねえ。

Zfcに長玉なんて…って言ってしまえばそれはそう。

そもそも実用性求めるものでもない…のかな。

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